(表面)太平洋プレート上部境界面から 10 km上方の曲面(地表面からほぼ 40-120 kmの深さ範囲)に沿うS波速度の分布(Nakajima and Hasegawa, 2010).S波速度をカラースケールで示す.太平洋プレートとフィリピン海プレートの接触域を2本の太い黒破線で囲んで示す.赤星印は1885年以降に南関東で発生した5つのM7級地震.ビーチボールは1921年竜ヶ崎地震(M7.0)(2通りの解を示す)と1987年千葉県東方沖地震(M6.7)のメカニズム解.黒丸は1987年千葉県東方沖地震の余震.
(裏面)フィリピン海プレート東端部の蛇紋岩化域(茶色の領域).ピンク色の太い破線は蛇紋岩化域の西縁.フィリピン海プレート上面の深さ分布を灰色破線のコンターで示す.緑色の四角と丸は太平洋プレート上部境界面で発生した地震,灰色の点はフィリピン海プレートマントル内の地震.1921年竜ヶ崎地震と1987年千葉県東方沖地震に加え,フィリピン海プレートのマントル内の4つの地震のメカニズム解もビーチボールで示す.紫色の丸は1923年関東地震の約30時間後に発生したM7.1の余震.フィリピン海プレートはピンク色の太い破線を境にして2つに裂け,東側の蛇紋岩化域は西側の本体部分からとり残され,より遅い速度で沈み込んでいる.ピンク色の細い破線で囲んだ楕円はOkada and Kasahara(1990)が指摘した地震の空白域.
(長谷川 昭)
地殻変動の一様継続性と将来予測—地層処分の安全評価の視点から—
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2013, 122(3), 385.
DOI:10.5026/jgeography.122.385
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諸報告:東京地学協会平成24年度見学会報告—伊豆半島ジオパーク(候補地)下田周辺の地形と地質:伊豆半島の土台,おもに海底火山の痕跡を中心に—