中生代末からはじまったアルプス造山運動にともない,ヨーロッパ大陸内にいくつかの地溝とそれに付随した火山活動が発生した.それらの火山のなかには,第四紀に至っても細々と噴火を続けているものもある.そのひとつシェヌ・デ・ピュイ(Chaîne des Puys)火山群は,フランス第3の都市リヨンの西側に広がるフランス中央山塊内のリマーニュ(Limagne)地溝の西縁に沿って南北に分布する約100個のスコリア丘,マール,溶岩ドームの集合であり,その南端近くにある7000年前のパヴァン湖(Lac Pavin)マールの噴火が最新とされる.写真はパヴァン湖マールの南西に隣接するショヴェ湖(Le Lac Chauvet)マール(直径600m, 水深73m)であり,噴火年代はパヴァン湖よりやや古く,最終氷期末と考えられている.
(写真:©白尾元理;解説:小山真人)
GNSSデータに基づく日本列島の歪み速度場と島弧間および島弧内変動
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2022, 131(5), 479.
DOI:10.5026/jgeography.131.479
千葉県九十九里浜における2009年4月に認められた
潮溜まりの色調変化と地下水流動の関係
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2022, 131(5), 497.
DOI:10.5026/jgeography.131.497
愛媛県肱川沿いの河岸段丘の編年と地形発達
—地形的連続性,段丘礫の風化程度を基準として—
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2022, 131(5), 521.
DOI:10.5026/jgeography.131.521
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2022, 131(5), 545.
DOI:10.5026/jgeography.131.545
青森県・八戸平野における地形分類図と洪水ハザードマップの比較
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2022, 131(5), 557.
DOI:10.5026/jgeography.131.557