スイス南部に位置するローヌ氷河はアルプスのなかでも17世紀頃から急速に後退していることが知られている氷河である.この氷河は地中海にそそぐ全長 812 kmのローヌ川の源頭部に位置し,その全長は 10.2 km,面積 17.4 km2,体積 1.9 km3(2012年)である.氷河の末端部は1602年にはホテル(標高 1,757 m)のあるすぐ近くに位置していたが,1900年には急崖直下の谷底まで後退し,2001年には標高 2,200 mの急崖上まで後退し,もはやグレッチュからは見えなくなった.
(写真・説明:小元久仁夫・大村 纂)
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 124(1), 1.
DOI:10.5026/jgeography.124.1
日本のジオパークにおける「地球科学」—多変量解析に基づく検討—
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 124(1), 31.
DOI:10.5026/jgeography.124.31
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 124(1), 43.
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Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 124(1), 101.
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急速に後退するスイスのローヌ氷河—写真と資料による氷河の後退史—
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 124(1), 127.
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Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 124(1), 137.
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Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2015, 124(1), i.
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Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2015, 124(1), iii.
DOI:10.5026/jgeography.124.iii
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2015, 124(1), v.
DOI:10.5026/jgeography.124.v