国内外から毎日多くの観光客が訪れる箱根の一大観光スポットである大涌谷は,絶え間ない噴気と温泉の湧出,風化による荒れた山肌により,箱根が活火山であることを実感できる場所である.大涌谷からは富士山を望むことができ,金時山や明星ヶ岳などの外輪山が連なる絶景を見ることができる.荒涼とした風景から,かつては「大地獄」と呼ばれていた地域であり,現在でも火山ガスや砂防の対策が進められているが,イオウゴケなど噴気地帯特有の植物なども観察でき,箱根ジオパークのジオサイトにもなっている.その拠点施設として,大涌谷に2014年4月にオープンした「箱根ジオミュージアム」では,箱根火山の成り立ちや温泉,特有の動植物や砂防などのテーマ別に大型スクリーンや実物標本,パネル展示にて紹介している.
(写真:箱根ジオパーク推進協議会提供;説明文:青山朋史・菊地俊夫)
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(3), 323.
DOI:10.5026/jgeography.123.323
小澤儀明の外遊—Cushman有孔虫コレクション(米国・スミソニアン自然史博物館)の往復書簡と各種資料でたどる—
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(3), 343.
DOI:10.5026/jgeography.123.343
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(3), 363.
DOI:10.5026/jgeography.123.363
「まつぼり風」に対する吹走地域居住者の意識—(2)大津東小学校に通う児童の言説を対象として—
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(3), 378.
DOI:10.5026/jgeography.123.378
口絵1:国会議事堂に使用された蛇紋岩石材「貴蛇紋」が採掘された採掘場跡
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(3), ix.
DOI:10.5026/jgeography.123.ix
回顧録(No. 2):回想—第1部:なぜ地球科学を選んだのか