フィリピン・ルソン島の南東端に位置するイロシンカルデラ(直径約 11 km)は,41 cal kBPのイロシン火砕流の噴出で形成された.後カルデラ火山であるブルサン火山(標高 1565 m)は活動的な火山であり,最近でも水蒸気噴火を繰り返している.カルデラ北部にはブルサンやシャープピークなどの後カルデラ火山が形成され,カルデラの輪郭は不明瞭になっている.一方,カルデラ内の南部は,ラハールや河成堆積物による埋積で平坦なカルデラ底が形成されており,現在では水田が一面に広がっている.
(写真と説明:奥野 充・鳥井真之)
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 1.
DOI:10.5026/jgeography.123.1
種子島南東部,広田海岸から採取した膠結砂層,泥炭および樹幹の較正年代
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 25.
DOI:10.5026/jgeography.123.25
アメダス(地域気象観測システム)データを用いた冬季天気界の抽出
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 35.
DOI:10.5026/jgeography.123.35
2004年新潟県中越地震による地すべり・斜面崩壊と東山丘陵の地形発達との関係
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 48.
DOI:10.5026/jgeography.123.48
「まつぼり風」に対する吹走地域居住者の意識—大津東小学校でのアンケート結果を事例に—
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 69.
DOI:10.5026/jgeography.123.69
小特集「フィリピン・ルソン島のイロシンカルデラとブルサン火山の地質と最近の噴火活動(その1)」序論
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 82.
DOI:10.5026/jgeography.123.82
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 89.
DOI:10.5026/jgeography.123.89
フィリピン共和国,イロシン火砕流噴火の推移と特徴(英文)(論説)
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 123.
DOI:10.5026/jgeography.123.123
ブルサン火山の重力基盤からみえるカルデラ構造(英文)(論説)
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 133.
DOI:10.5026/jgeography.123.133
フィリピン共和国,イロシン火砕流堆積物とそれに伴う降下火山灰の岩石記載的特徴(短報)
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 143.
DOI:10.5026/jgeography.123.143
フィリピン・ルソン島南部イロシン火砕流堆積物およびそれに伴う降下火山灰の熱ルミネッセンス(TL)年代(英文)(短報)
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), 153.
DOI:10.5026/jgeography.123.153
口絵1:種子島南東部,広田海岸の膠結砂層(eolianite)と泥炭層
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), i.
DOI:10.5026/jgeography.123.i
口絵2:イロシン火砕流堆積物とそれに伴う降下火山灰の代表的露頭
Journal of Geography (Chigaku Zasshi), 2014, 123(1), iii.
DOI:10.5026/jgeography.123.iii